授乳・母乳・ミルク

混合育児のやり方とコツとは?混合育児に悩んでいるママさん必見!

混合育児のやり方!こんな人におすすめ!

赤ちゃんは母乳やミルクから、栄養を取ります。
母乳だけをあげる育児を「完全母乳育児」、ミルクだけをあげる育児を「ミルク育児」と言います。
そして、今回のテーマである「混合育児」は、母乳とミルクの両方をあげる育児の事を言います。

・母乳が思うように出ない
・赤ちゃんの体重が増えていない
・乳首のトラブルで、赤ちゃんが上手に乳首から吸えない
・乳首が痛い
・職場復帰を考えている

こんなママには、混合育児をおすすめします。
特に職場復帰を考えているママさんは、保育園に預けることを考えて、あらかじめ、哺乳瓶でミルクをあげて慣れさせるようにしましょう。

 

混合育児のやり方

ただ、一言に「混合育児」と言っても、家庭によって、混合割合は様々です。
課程での生活スタイルや、ママの体調、母乳の出方、体質、いろいろなスタイルがありますので、
まずはママ自身が「ミルクメイン」にするのか、「母乳メイン」にするのかを判断してください。

・「母乳メイン」の場合

まずは母乳を飲ませて、足りない分をミルクで補うようにしましょう。
最初はミルクを少量から始めてみて、ミルクは母乳が足りない分だけ足していくようにしましょう。
しかしながら、赤ちゃんが自分で飲む量をコントロールできるようになるのは、生後1ヶ月半くらいからと言われています。
飲んだ後に戻してみたり、機嫌が悪いようでしたら、ミルクの量を減らしてみてください。
母乳は飲ませてあげないと、どんどん出が悪くなってしまいますので、できるだけ赤ちゃんにたくさん飲んでもらうようにしてください。

 

・「ミルクメイン」の場合

ミルクをメインであげる混合育児の場合は、最初にミルクからあげるようにしてください。
もし赤ちゃんが哺乳瓶に慣れているのであれば、スムーズにミルクを飲ませることができると思いますが、
赤ちゃんが哺乳瓶に慣れていなく、上手に飲めない場合は、まずは、ゴム乳首を口にくあわえさせて練習からはじめましょう。
なかなか上手に飲めない時は、哺乳瓶に搾乳した母乳を入れて飲ませみるのも良いでしょう。

 

混合育児のメリットとデメリット

【メリット】
・赤ちゃんが飲む量の調整がしやすい
母乳だけだと、栄養が足りているのか、どのくらいの量を飲んだのか、まったくわからないので不安になることが多いです。
その点ミルクは、飲んでる量も一目瞭然で必要な栄養素がたくさん含まれています。

・パパにもできる
母乳はもちろん、ママにしかできない事です。
しかし、混合にしておけば、ミルクはパパにもできます。
母乳でママとスキンシップをしながら、ミルクでパパも育児に参加できる、赤ちゃんに両方を味わってもらえます。

・朝までぐっすり寝てくれる
普段は母乳で、寝る前だけミルクにする方もいらっしゃいます。
ミルクは母乳に比べて腹持ちがよく、お腹が空いて夜中に起きることが少なくなります。

・預けやすくなる
預けるときはミルク、家では母乳、など、フレキシブルに対応できるのも、混合育児の良いところです。
保育園やご両親など、預かる側も、ミルクに慣れている子だと、安心して預かることができます。

 

【デメリット】
・ミルク代がかかる
ミルクを使うと、どうしてもミルク代がかかってしまいます。
月齢に応じて、ミルクの量もどんどん増えていき、さらには哺乳瓶の消毒や乳首など、他にも出費がかさんでしまいます。

・手間がかかる
もちろん、母乳に比べると、ミルクは作る時に手間がかかります。
夜中に起きた場合は、寝ながらでも母乳はあげられますが、起き上がってミルクを作ってあげなければなりません。
寒い冬などは特にきついですね。

・赤ちゃんの好みがどちらかに偏ってしまう場合がある
両方を飲ませていくと、「おっぱいじゃないといやだ!」「ミルクの方が良い!」など、赤ちゃんに好き嫌いが出てしまう場合があります。

・母乳の出が悪くなってしまう
母乳は飲ませたら飲ませただけ作られるものです。
飲ませる量が少ない場合は、ママの身体が、これ以上母乳を作る必要は無い、と判断し、作ることをやめてしまいます。

 

混合育児のやり方の注意点

寝る前は母乳を控えてミルクをたっぷりあたえて、朝までぐっすり寝てもらう、という方法ですが、母乳メインで考えているママにはおすすめできません。
しかしながら、母乳は夜に多く作られ、さらにはたくさん吸って飲んでもらうことで作られるものです。
夜中に何回も起きて授乳するのは大変ですが、たくさん作り出す夜に飲ませてあげないと、身体はいらないものと判断し、母乳を作ることをやめてしまいます。
「完全母乳育児」を目指しているママさんは注意しましょう。

また、ミルクの量が多すぎると、栄養を取りすぎて、体重が増えすぎてしまう場合があります。
慣れないうちは、体重の増え方に注意しながら、少しずつミルクの量を調節しながら進めましょう。

哺乳瓶の乳首にも注意が必要です。
哺乳瓶の乳首は、おっぱいと違って簡単に飲めるものが多いです。
もし赤ちゃんが、おっぱいよりも哺乳瓶の方が楽で良い!と思ってしまうと、「乳頭混乱」となって母乳を飲むことを嫌がってしまいます。
そうならないためには、乳首選びが最も重要です。
簡単に飲めるものではなく、たくさん吸わないと出てこないものにしてください。

 

いかがでしたでしょうか。
ミルクと母乳の割合、あげる頻度、時間、いろいろなやり方がありますが、どうするかは、ママと赤ちゃんの状態次第です。
完璧な方法などありません。
いろいろと試しながら、自分のスタイルを見つけていきましょう。